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アバウト・ア・ボーイ

 う〜〜〜む、ワシ別にホモやないんやけど、どうしても男優(ヤバイAVっぽい)の方に惹かれるんだよね。特に最近気になったのがこのヒュー・グラント。意識して初めて観たのが「恋するための3つのルール」という映画。まぁハンサムなのにメッチャクチャ情けない演技が凄く好きでした。
 そんなヒュー・グラント主演の最新作がこの映画。宣伝ではしきりに「ブリジット・ジョーンズの日記」(ブリジット・バルドーとつい書きそうになったのは秘密♪)の男性版と煽られていたのですが、そもそもその作品自体見たことないし……。どうなんやろ?
 38歳独身無職………いや、職歴なし。付き合った女性は数知れず、長続きした女性はなし。親の遺産である印税で生活に不安なし。羨ましい!!……と言っていても仕方ないので感想を。
 設定だけをみると、今年の1月1日に観た「バニラ・スカイ」と基本的には一緒。生活臭のないダメ男が人間性を取り戻す話。でもこの作品の方が、内面の心情を語っているだけにより感情移入しやすいように感じます。いや、本音を言えば主人公のウィルの心情の多くに共感できるものを感じます。冒頭の一人語りの時点で、そのとおり!と叫びだしたい衝動に駆られ…………あぁイタイ人生おくっているなぁワシ。
 うん、人生は島なんだよ。でもたまに寂しくなる時もあるのねん。そんな時は……………
 コメディタッチで面白い作品だということは保証できます。皆様、ぜひ観てイタイ思いをしてください。
(ゴメン、そのうち内容をもっと整理して追加すると思う。

About a Boy(2002米英仏)102分
<キャスト>
ウィル・フリーマン:ヒュー・グラント
マーカス:ニコラス・ホルト
レイチェル:レイチェル・ワイズ
フィオナ:トニ・コレット
<スタッフ>
製作総指揮:リン・ハリス、ニック・ホーンビー
監督:ポール・ウェイツ、クリス・ウェイツ
脚本:ピーター・ヘッジス
原作:ニック・ホーンビィ
音楽:バッドリー・ドローン・ボーイ

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アメリカンゴシック

 内容はハッキリ言ってチンプンカンプン。不注意から赤ん坊を死なせたために精神を病んでしまった若妻と、彼女を含めた男女6人のグループがバカンスに出かけるのだが、飛行機の故障のためにとある島に不時着。島には時が止まってしまったかのような不思議な家があり、そこには精神の成長をやめてしまった不思議な家族が住んでいた。そして・・・・惨劇が・・・・。

 いやぁ、物事の全てに理由が無いとついて行けないって方は見ないほうがイイです。(^^)

 正直に言って全部見た後でも???って気分は抜けません。(これ以上言うと困っちゃうね)しかしですね、人を怖がらせる演出は凄いです。「うわぁぉっ!」なんて感じの一瞬の恐怖感と、ゆっくりと体に伝わる恐怖感のバランスは見事です。見ているうちに現実世界を忘れてきてしまうのも・・・○です。

AMERICAN GOTHIC (1986英) 89分
監督:ジョン・ハフ
脚本:マイケル・ヴィンス他
出演:ロッド・スタイガー、カーク・ダグラス、イヴォンヌ・デ・カルロ、マイケル・J・ポラード他

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アメリカン・サイコ

 2度観たら面白かった映画
 1980年代。27歳のハンサムなヤッピー、パトリック・ベイトマンはこの上なく贅沢で、すべてに完璧を求める生活をおくっていた。彼の周りで話題になるのは、行きつけの高級レストランやスーツのブランド、そして出世の話。仕事仲間のティモシー、ルイス、デイヴィットや美しい婚約者イヴリンやその友達のコートニーなどと、トレンディ・レストランへ行ってはそんな話に興じるのだった。そんな、誰もが羨む生活を送る彼だったが、いつしか満たされない心の渇きを感じ始めるようになる。次第に目立ち始める奇行、そしてついには、殺人への衝動が抑え切れなくなる。
 と、まぁこれだけと言ったらこれだけの話なんだけど、ベイトマンの生活を追ってみるとこれがなかなかに楽しい。朝起きてビデオを観ながらエクササイズ、シャワーの後の洗顔は数種類の洗顔料を使い分け肌にやさしいローションを、保湿パックだってしてしまう。一流ブランド品で身を飾ったら重役出勤。秘書に言う言葉は「服を替えろ」と、自分の好みを押し付ける。オフィスでの電話はトレンディ・レストランでのランチやディナーの約束…………いったいいつ仕事しているんだ?
 仲間同士で集まって話すのは、新しいトレンディ・レストランの話と自分の名刺のデザイン競争。いかに素晴らしいデザインかという事を争うのだが、ここでベイトマンのモノローグが笑える。「彼の名刺の紙質は〜で〜加工が施してあって字体が〜で…す、凄い!」ってな感じ。で、出てくる名刺を見ると…………何が凄いの?(^^)
 ベイトマンの凄いのは、そんな我々にとって些細な事柄が彼の精神世界を支えているという事。彼にとっては名刺バトルもトレンディー・レストランの予約も自らの存在意義をかけた戦いなのだ。だからこそ必死になるのだが、その必死さが我々には滑稽に見えてならない。そこがこの映画の見せ場の一つでもあるのだ。
 ベイトマンは音楽にも詳しい。どうしても敵わないライバルのポール・アレンを殺す時、娼婦を呼んで3Pで楽しもうとする時、彼の行動の大事な場面では必ず音楽に関するうんちくを語りだす。そのうんちくがなかなか面白いのだが、彼自身はそんな自分をスマートであるとは思っていないようで、探偵のキンボールに尋ねられた時など「音楽には興味がない。」とかえしている。ベイトマンがその音楽知識をひけらかす時は”その人物とは2度と会わない”と思っている証拠。………これからは人が意外な知識をひけらかしだした時はダッシュで逃げなくては…(V)0\0(V)
 さて本来サイコサスペンス物といえば、惨殺シーンの話とかラストの話をするのが普通なのだがここではしない。そんなことよりもこの映画はツッコミどころが満載で、そんなことに拘っている事自体が滑稽に思えてしまうからだ。それでもなお問う人がいたらどうするか?こう答えればいい…………………………「ビデオを返しに行く」

American Psycho (2000/米)
製作:エドワード・R・プレスマン / クリス・ハンリー / クリスチャン・ハルシー・ソロモン
監督:メアリー・ハロン
脚本:メアリー・ハロン / グィネビア・ターナー
撮影:アンジェイ・セクラ
美術:ギデオン・ポンテ
音楽:ジョン・ケイル
出演:クリスチャン・ベール / リーズ・ウィザースプーン / ジャレッド・レト
サマンサ・マシス / ジョ シュ・ルーカス / クロエ・セビニー / マット・ロス
ウィレム・デフォー / ビル・セイジ / カー ラ・シーモア
ジャスティン・セロー / グィネビア・ターナー

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アメリカン・ビューティー

 凄く簡単に内容を言ってしまうと、いつの間にか人生に張りを無くしてしまった中年のレスター・バーナム(ケビン・スペイシー)…だがあえて、おっさんということにする。そのおっさんが娘の親友の美少女アンジェラ(ミーナ・スバーリ)に恋をして頑張る話。おおっ端的に内容を言いつつ、なおかつ肝心のストーリーについては触れていない。自画自賛。……(失礼)……たぶん見る人をかなり選ぶと思うのだが、この映画かなり面白いというより興味深いです。
 んだように歳をとって誰から見てもさえない主人公は我々の分身。誰からも注目されず、誰からも大事にされない。こんな状況はおかしいと気づいてはいても、長年かけて創り上げてきた自分の環境や生き方を壊す勇気もない。そんな冴えないおっさん。でもこんな事は誰しも覚えがあるのではないだろうか?本当はこんな自分はおかしい。何故周囲の価値観に流されなければならない?お前狂ってるよ!バーーーーカ!!………と、ここまで言うと言い過ぎかな。でもそうは思っていてもその流れに逆らうのは非常に勇気がいる。うまく周囲を納得させられればよいが、理解されないことも多い。そして失敗すると同時に「変わり者」のレッテルを貼られてしまう。果たしてそんなリスクを負う勇気はあるかい?と問いかけられたらどう答える?もちろん自分はNoだ。「変わり者」という評価はいただきたくない。つまりワシもこういうおっさんになる可能性は充分にあるというわけだ。悲しいことにね。
 自分を変えるきっかけになったのは(あるいは欲望)の力。ある種手垢の付いた陳腐な動機だが、誰しもが覚えるストレートな感情故に共感もできた。冒頭で確か42歳と言っていたが、まるで思春期の少年のように自らを作り替えてゆく。エクササイズをした方がセクシーだという言葉を聞くやいきなりジョギングを始めるおっさん。これまで良い感情を抱いていなかったゲイの隣人にさえ「効果的なエクササイズは?裸になっても恥ずかしくない体を作りたいんだ。」なんて積極的にコミュニケーションをとる。精神的にも若返り、70年代のアメリカで流行った麻薬(今作ではマリファナ)にも手を出してしまう。肉体的を鍛え、マリファナでハイになったおっさんに今までの惨めな姿はない。彼を馬鹿にしている妻には自らの価値観を主張し、娘にだって強く出る。不当にリストラを言い出す上司には逆に脅しあげて高額の退職金を巻き上げる。所詮映画の中のことなのでことの善悪は問わないが、とにかく痛快。自らの価値観を堂々と述べるおっさんの姿に見事に飲み込まれてしまった。あぁ一つの可能性がここにある!そう思えるほどに。
 しかし物語はまだ続く。ここまでだって充分にお金の取れる内容だし、ここから先がいわゆるアメリカ映画の典型だって納得しただろう。でもまだ先がある。
 ……………こういう上質な映画を見た後はいつも思う。(ごめん、ちょっと脱線する)自分自身の感想はいつだってその素晴らしさの片鱗すら表現できていないと。小難しい理屈をこねてあのときの主人公はこう思ったはずだ!あのシーンには監督のこんな思いが込められているはずだ!なんて言うのは容易いのだが、何か虚しいものを感じる。まず素の状態で観て心にしみいる何かがあればそれが全てだと思う。その何かというものは人それぞれで違うのかもしれない。監督や役者、制作者サイドの思惑とも違うかもしれない。でもそれが全てだと思う。だからこそまず観て欲しい。そして何かを感じ取れればそれはとても喜ばしいことなのだろう。
 最後に自分なりの言葉で締めよう。「彼は間に合った」のだと。人によってはラストに納得しないのかもしれない。でもワシは満足なのだ。おっさんは何度も間違った選択をした。回り道もした。独善的にもなりすぎた。でも全ては間に合ったのだ。もっと……とは思わないでもない。でも彼は間に合い、幸せを手に入れることが出来た。それで良いのだと納得できた。それがこの話の全てなのだろう。間に合う姿を見れて良かった。少なくともその瞬間、ワシの心はおっさんと同一のものだったから。

 (蛇足01)昨年のアカデミー賞で作品賞をはじめ様々な部門でこの作品が高い評価を得たとき、まだ作品を観てもいないのに「なんで?」と思ったことを覚えている。今考えてみると恥ずかしい話だ。ワシの発言を聞いた全ての人にお願い。とりあえず記憶消去のために後頭部を金属バットで殴らせて。ぷりーず!
 (蛇足02)実はこれをアップする前に他のサイトも覗いてみた。予想通りというか、やはり意見は真っ二つ。まぁ色々な突込みどころはあくまでも舞台設定というか登場人物の強調のためのデフォルメだと認識していたのですが……。やはり人を選ぶのね。

AMERICAN BEAUTY(99米 ドリームワークス提供 配給:UIP)122分
<キャスト>
レスター・バーナム:ケビン・スペイシー
キャロリン・バーナム:アネット・ベニング
ジェーン・バーナム:ゾーラ・パーチ
リッキー・フィッツ:ウエス・ベントレー
アンジェラ・ヘイズ:ミーナ・スバーリ
バディ・ケイン:ピーター・ギャラガー
バーバラ・フィッツ:アリソン・ジャーニー
フィッツ大佐:クリス・クーパー
<スタッフ>
監督:サム・メンデス
脚本:アラン・ボール
製作:ブルース・コーエン、ダン・ジンクス
撮影:コンラッド・L・ホール,A.S.C.
プロダクションーデザイナー:ナオミ・ショーハン
編集:タリク・アンウォー、クリストファー・グリーンバリー
衣裳デザイン:ジュリー・ウェイス
音楽:トーマス・ニューマン
音楽:スーパーバイザー、クリス・ダーリダス
2000年アカデミー賞5部門(作品・監督・主演男優・オリジナル脚本・撮影賞)受賞

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アンナと王様

 チョウ=ユンファが王様でジョディ=フォスターがアンナ。………コレで終わったら怒られそうだな。(^^)

 う〜ん、元々この映画「王様と私」のリメイク(?)として、一寸は気になっていたのだが、まぁ一人では絶対に観なかっただろうな。その程度の気持ちしか持っていなかった。でも、観終わったあとの感想は全く違う。観る→観れ→観ろ!いや、ホント騙されたと思って観て下さいよ。絶対に損はしないと思いますよ。(でも、新宿の映画館では2000年2月25日までやった。後に続くのが「スリーピング・ホロウ」………予告観たけど、意味不明。こけないか一寸心配。)

 内容は……開明的な当時のシャムの王様は西欧の侵略に備えて、時刻に近代的な学問を導入しようと考えた。当時のシャムは旧来の風習や文化(←コレが悪いわけではない)が根強く息づいていて、西欧列国から見れば決して文明的とは思われなかった。それがまた西欧をして、シャムをはじめとする東南アジア諸国を「下等民の住まう国家」と認識し、侵略をしても良いと思わせる一因となっていた。その対策として、64(?)人もいる自分の皇子にイギリス人の家庭教師をつけ、西欧の学問を修めさせようとしたのだ。そんな彼の意を受けてシャムにやってきたのがアンナであった。彼女はインド(ボンベイ…現フンバイ)で夫を亡くし、自らの息子を守るためにもこの話を引き受けた。

 はじめは混乱と当惑させられることも多い仕事だった。王家の家庭教師とはいえ、シャムの風習では女性の権利は認められていないし、王者に対する敬意の表現も全く違った。しかしアンナは諦めない。自らの尊厳を守ることによって、自分をそして家族を守ることを実践した。そしてその気持ちは次第に王様に届いていくようになった。心と心が近くなり、次第に惹かれあっていく………。

 例によってここまでしか書かない。後は自分で見ておくれ。(^^)

 でも、色々と言いたいことがあるのでつらつらと書いてしまおう。

 王様はなぜアンナを愛したのか?それはアンナが自立した個として、自分の存在を誇示したから。だから王様はアンナ自身を貴重なものとしたし、何人もいる自分の王妃達よりも尊いものと感じたのだろう。天に太陽が一つしかないように、王国に王者は一人きり。他者は王に仕え敬意を示しても、その心にまで入ってこれるものはいない。王の下知を待ち、王の意に沿うよう平伏すのみ。王の心を推し量れるものはいない。そんな中、自分は貴方に仕えていないと平伏すことを拒否したアンナこそ、物珍しい者(もしくは特別な者)として認識したのだろう。

 そして自分の子供達の家庭教師としてアンナと接していくうち、アンナに惹かれていく。思えばアンナ自身も王と同じ孤独を抱えていた。約2年前に夫を亡くし、幼い息子を抱えたまま生きていかなくてはならない。しかも彼女の周りの世界は見知らぬ外国の世界。インドにいたときも特定の地盤を得ることも出来ずに各地を転々としたと、作中で王様に語っている。好条件に惹かれてシャムに渡った時だってそうだ。他に頼る人もなく、たった一人で旧来の因習が強く残る世界で生活していかなければならない。しかも、彼女には一人息子を立派に育てるという目的(責任?)も強く感じていた。だからこそ彼女はこの国で誰よりも強くあらねばならず、たとえそれが王様であっても容易に引くわけにはいかなかったのだろう。もしアンナが息子のルイをシャム国民として育てようとしていたのなら話は変わるが、あくまでも今は亡き夫のように立派な英国民として育てるのが夢だったのだ。

 国家の父として、神にも等しい英雄として、強くあらねばならなかった王様。父の不在を補うために強くあらねばならなかったアンナ。ある意味、相似た魂をもつ2人が惹かれあうのは当然ともいえる。2人はは身分や立場を越え、互いの魂を愛した。共に今結ばれることは無くとも、きっと同じものを感じあえたのだろう。ラストシーン、2人は一緒に踊る。言いたいことは別にあるのに言えない。言わずとも通じ合う。だから思いを込めて踊る。それが最後だから…。

アンナと王様(1999米) 約140分
出演:チョウ・ユンファ、ジョディ・フォスター他
配給会社: 20世紀FOX 

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エイリアン ALIEN

 もう言わずと知れた名作中の名作。ハリウッドのドル箱シリーズだけど、やっぱり1作目がイイよね。あえて許せるのは2作目かな?(4はまだ見てない(^^;)

 何がイイのかって言うと、なんと言ってもエイリアンの存在感が見事!人間では敵い様の無い、人間を捕食する未知の宇宙生物。宇宙船ノストロモ号のなかで何時襲われるのか分からない恐怖。人類の敵として登場し、今なお不動の地位を保ちつづけるエイリアンのお披露目の作品となった。(あかん、言葉にすると陳腐や)

ALIEN (79米) 117分
監督:リドリー・スコット
出演:シガニー・ウィーヴァー、トム・スケリット他

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オーシャンズ11

 窃盗犯ダニー=オーシャンが暖めた計画、それはラスベガスの三大カジノの売上が集中する巨大金庫から1億6000万ドルを強奪すること。そしてその計画のために腕自慢のプロフェッショナルたちが集められた!

 この作品は1960年制作の「オーシャンと十一人の仲間」のリメイク版だとか。フランク=シナトラ主演の前作をまだ見てないのでなんとも言えないが、どうやら同じ部分は11人の仲間が協力して銀行強奪を行う所ぐらいらしい。そのうち機会があったら観てみたいものだ。(しかし1月に観た「バニラ・スカイ」といい、リメイク物に縁があるような……)

 で、感想はというと…………う〜む、期待はずれ。というのもこの作品、非常に良くまとまっていて誰が観ても納得できるのだが、問題は綺麗にまとまりすぎているところ。良く映画のキャッチコピーに「Coolな作品」だとか「スタイリッシュな映画」という言葉を見るが、この作品こそその形容に相応しい。
 とにかく贅肉が無いのが特徴だろう。もともと『11人のプロが協力』といったメインテーマがある以上、彼らの全員にそれなりの見せ場が必要だし、敵役のベネディクト(アンディ=ガルシア)やダニーの妻、テス(ジュリア=ロバーツ)の見せ場は絶対に必要。実際のところワシはこの2人、最低でもテスはオーシャンズ11のメンバーだと思っていたのだが、そうじゃなかったしね。さらにメインのオーシャンズ11で11人分の見せ場が必要になる。なんせ主役のダニー(ジョージ=クルーニー)をはじめ、旧友ラスティー(ブラッド=ピット)、ライナス(マット=デイモン)と主役級の役者陣が続きます。これらの人々にスポットライトを当てると時間的にも超大作(オーシャンメンバー11人+2人×5〜6分=1時間強。これが1人10分なら?)にならざるをえない。しかしこの作品、1時間57分で終わっている。しかもストーリーに破綻をきたしていたりすることもなく、非常にテンポ良く終わっている。さすがスティーブン=ソダーバーグ監督!といったところでしょうか?「エリン・ブロコビッチ」「トラフィック」とヒット作を連発している監督の力量を存分に発揮した作品です。
 でも、やはり不満。だらだらと長い作品では困りますが、ここまで洗練した映画を見せ付けてくれただけに、もっと一人一人の人物に焦点を当てて欲しかった。なんといってもダニーのテスに対する愛情の深さがやや不透明な感じだし、ベネディクトとテスの関係も表面上のものしか出てこない、まぁこれはその通りだったんだけどね。最悪だったのは、劇中では凄い男だと評されているベネディクト(〜野心家で手段を選ばず現在の地位を築いた〜従業員の名前をすべて暗記し、毎日決まった時刻にホテルを見回るなど、行動に抜け目がない〜自分を裏切った人間に対してはその人間の家族・親族に至るまでを徹底的に報復するという冷酷無比な男〜)が最後までダニーやラスティーに振り回されて良い所が全く無い事。これではいくらオーシャンズ11が凄くても、なかなか引き立たない。これだったらあえてベネディクトに注目させずとも、警備システムの堅牢さを物語るエピソードを増やしたほうがハラハラしたような気がします。ただし、人間ドラマは激減するけどね。

 ただこんな事を言うのも、ワシがもの凄くこの映画に期待していたせいなんだろうね。珍しく絶対に公開中に観に行こうと決めてたしね。

OCEAN'S ELEVEN(2001米)117分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:テッド・グリフィン
製作総指揮:ジョン・ハーディー、スーザン・イーキンズ、ブルース・バーマン
製作:ジェリー・ワイントローブ
衣装:ジェフリー・クアランド
編集:スティーブン・ミリオン
美術:フィリップ・メシーナ
音楽:デイビッド・ホームズ
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ケイシー・アフレック、スコット・カーン、ドン・チードル、エリオット・グールド、バーニー・マック、カール・ライナー他
配給:ワーナー・ブラザーズ映画
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オープン・ユア・アイズ

 えっと、ヴァニラ・アイズの項目を見てください。まさかココまで一緒の作品だとは思いませんでした。相違点は………ペネロペ・クルスが若い!主人公のマスクがセコイ!他あったか?って感じです。

Abre Los Ojos (1997/仏=スペイン)
製作:ホセ・ルイス・クエルダ / フェルナンド・ボバイラ
監督:アレハンドロ・アメナバール
脚本:アレハンドロ・アメナバール / マテオ・ヒル
撮影:ハンス・バーマン
音楽:アレハンドロ・アメナバール / マリアノ・マリン
出演:エドゥアルド・ノリエガ / ペネロペ・クルス / チェテ・レーラ
/ フェレ・マルティネス / ナイワ・ニムリ / ジェラール・バレー

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狼・男たちの挽歌 最終章 DVD

 タイトルこそ『男たちの挽歌』だが、これは全く違うお話。話が続いてるわけでもなけりゃ、関係もない。じゃぁ何でこんな邦題なの?……そりゃセールス的に………(ーー;)

 でも、凄い作品ですよ。前作まで(と言っても評判の悪いVはまだ観てない)がどちらかと言えば汗臭いだけの話なのに、今回は映像的にも綺麗だし、チョウ・ユンファとサリー・イップとの間でのラブロマンスもある。

 冒頭の教会のシーンや冒頭の襲撃シーンではサリー・イップの歌声に乗って進んでいく。これがまたイイ感じなのである。(今考えてみるとカウビの技法はここから得ているんだね)チョウ・ユンファ演じる殺し屋ジェフリーが単なる残虐な人間でないことが感じられる気がします。(曖昧でスマン)そして襲撃の最中ジェフリーは最愛の女性ジェニーを見つけてしまう。

 最初は恋じゃなかった。愛じゃなかった。ただ、自らの失敗で傷つけてしまった女性に対する悔いと同情の念だった。だけど彼女の姿を見守っているうちに、誰よりも大事な存在になってしまっていた。組織よりも殺し屋という自分の天職よりも。ジェニーの目を治すため、そして共に生きていくためにジェフリーは殺し屋を廃業するのだ。

 親友のシドニーはそんな彼を守るため、頑なに仁義を通そうと奮闘する。刑事のリーはジェフリーを追ううちに彼の孤独と優しさ、彼の心情に引きずられ始める。やがて死線を潜り抜ける度に深まっていく友情。痺れます!最高!

 蛇足:チャン役のケネス・ツァンはもしかしてチョウ・ユンファと並んで全作品出演か?

The Killer/喋血雙雄 (1989年/香港)
監督:ジョン・ウー(呉字森)
製作:ツイ・ハーク(徐克)
出演:チョウ・ユンファ/ダニー・リー/サリー・イップ
チュウ・コン/ケネス・ツァン/シン・フイ・オン 他

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男たちの挽歌 DVD

英雄本色 A BETTER TOMORROW

 やっと見ました。ヤバ過ぎますよ、コレ。面白すぎます。最近のアクション映画はとにかく派手で、ビックリしてしまうような映像が多くて目を奪われますが、この映画はジーっと最後まで凝視してしまいました。正直古臭いところもあったなぁと感じたのですが、それはすべてを見終わった後に感じただけ。見ている間はぜんぜん感じない。凄い映画です。

 何でこの映画を見たのか?正直ジョン・ウー監督の作品であることが大きい。昔のカンフー映画ファンだったころに比べて、最近の香港映画には正直惹かれるものもなかったしね。ただ、あえて言うなら「縁があった」のだ。実は「挽歌」シリーズを見るのは初めてじゃない。友人の青氏に誘われて劇場公開時に見たことがあった。確かあれはパート3か最終章だったと思う。そのときも暑苦しいが、何か燃えるものがある作品だと感じた。だから見たいと感じた。だから……レンタルしました。TUTAYAで?¥184だったしね。

 縁があるといったのはそれだけじゃない。これを見るまでに「フェイス・オフ」を見ていた。そして驚いた。正直あまり好きでもない役者だったニコラス・ケイジやジョン・トラボルタを使っていたのにもかかわらず、見応えのあるアクション作品として今でも心に残っているのだ。

 さらに「アンナと王様」でチョウ・ユンファの魅力的な演技に触れていた。あの王様役はチョウ・ユンファの格好良さ、役者としての凄みをワシに見せ付けてしまった。だからこそ「是非とも見なければ!」と感じていたのだ。結論、チョウ・ユンファは若い時も格好良い。軽薄でいながらいざという時に躊躇わない、軽く見えていて、その奥は深い。粋でいて尚且つ泥臭い。そんなマークの役柄を見事に演じていました。

 ちなみにジョン・ウー独特のアクションシーンは、まだあまり見られません。もうちょい先かな?

<STORY>

 リン・チン・ホー(狄龍)は弟思いのマフィアの幹部。必要ならば偽札作りもするし、人も殺す、小便だって飲んでしまう。でも、親兄弟・親友にはからっきし弱い。彼らのためなら自分をも殺せる、そんな男だ。自分は極道で人前に堂々と出られない、そんなこともわかってはいるが、弟キット(張國榮)が「刑事になりたい」といえば祝福してやるし、父が「弟のために足を洗ってくれ」と頼めば足を洗う。そんな愛すべき男だ。

 だが、運命は彼に過酷な状況を用意する。最後の仕事だと割り切って台湾に飛んだ彼だが、そこでは取引先のボスの甥っ子ワンが組織を裏切っていた。やっとの思いで彼らを倒したホーの前には現地の警官隊が。舎弟のシンはホーに逃がされ助かるものの、ホーは捕らえられ、刑務所暮らしに陥る。

 親友マーク(張國榮)はホーのために裏切り者たちの元へただ独り乗り込む。弟キットはこの騒動の中父が殺されるのを目撃する。全てはホーのために…  そして3年後、出所したホーを待っていた現実とは…

シリーズ全部見ようかな?

男たちの挽歌 DVD
英雄本色 A BETTER TOMORROW
( 1986 香港)
監督:ジョン・ウー(呉字森)
製作:ツイ・ハーク(徐克)
出演:チョウ・ユンファ(周潤發) ティ・ロン(狄龍) レスリー・チェン(張國榮) 他

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男たちの挽歌U DVD

 これ2度目だわ。もっと若い頃というか、劇場公開の時に友人の青氏に薦められて一緒に観に行った記憶が…。んなもんで、新鮮味は薄いのでご勘弁。m(__)m

 感想!?偉大なるマンネリ。これは悪い意味じゃない。むしろ良い意味で。というのも、基本的には前作から何も話が変わらないからだ。ホーは相変わらずブラコン状態を見せ付けるし、キットは責任感の強いところを見せつつ、やはり兄貴には早く1人前だと認められたがっている。だから危険な潜入操作にも飛び込んでいく。そして、彼の身を案じるホーもまた…。

 今回、特に気になったのはケンの存在。前回ホーの親友で主役の一角を占めていたマークが死んだため、急遽登場する羽目になった彼の弟だ。………チョウ・ユンファが登場しないと納得しなかったんだろうなぁ……セールス的にも厳しいだろうし。

 まぁそんなわけだから主人公人もほぼ一緒。筋書きは変わっているけど、やはり根底に流れるものも一緒。でも、より素晴らしくなったアクションシーンがワシの目を奪う。内容はわかっているのに目を離せない。決して短い話じゃないのにテンポが良くて飽きさせない。ワシの大好きな時代劇みたいだよ。

 ………堪能しました。m(__)m

 今考えてみると「V」は監督ツイ・ハークかぁ………観る…かなぁ?

A Better Tomorrow II/英雄本色ll [1987年/香港]
監督:ジョン・ウー(呉字森)
製作:ツイ・ハーク(徐克)
出演:チョウ・ユンファ(周潤發) ティ・ロン(狄龍) レスリー・チェン(張國榮) 他

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